日々のできごと

物語は感情を味わうためにある

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こんばんは、LEMLALISのKaoriです。今夜は、作家イシグロカズオさんのインタビューから感じたことをシェアしたいと思います。

わたしの作品は、「あなたがもし同じような状況にあったら、同じように感じますか?」という問いを、読者のみなさんに投げかけるものだと思っています。

インテグレート・ヒーリングのセッションを行っていると、クライアントさんから様々な物語が現れ、それと一緒に様々な感情が立ち上がってきます。そう、大抵の場合は「感情」はいつも「物語」とセットです。

私自身は、自分のキャパで扱いきれる「感情」は「センサー」として利用しています。なぜこれに「喜び」を感じるのか?なぜこれに「怒り」を感じるのか?少し引いた自分をイメージし、その自分から感情を観察します。

しかし時に、自分ではどうしようもないざわざわした「感情」が押し寄せて来ることもあります。そんなとき、信頼できる人が近くに居るときは、弱音を吐いたり、怒りを聞いてもらうこともあります。自分でなんとかするしかないときは、小説やマンガといった「物語の世界」に一時的に避難し、そちらに没頭することで「感情」に飲み込まれないようにしています。いずれにしても気をつけていることは、その感情を味わい尽くしつつも、その感情と自分が「一体化」しないようにすることです。

わたしは小説を書く際に、まず主題となるべき「感情」を決めて、それを的確に表現するために、物語をいったいどんな場所や時代に設定したらよいかを考えます。

感情を揺さぶられるような体験の裏には、いつも何らかの「気づき」という名の「ギフト」が隠されています。それはもう、その感情を味わうために、その物語は準備されたんじゃないかというくらい。

上機嫌な私の中の、少し不安な私。真っ暗闇な私の中の、微かに希望の光が見えている私。どんな人にも光と影、両方の側面があります。ポジティブな感情も、ネガティヴな感情も、その人の物語を彩る大切な要素です。

感情は厄介な場面もありますが、本質的には、人生の推進力になる大きなエネルギーなのだろうと感じます。これを読んでいる方は、「感情」に意識を向けることで、「感情」をエネルギーに変換する良いタイミングかもしれません。まずは、自分の感情を観察することから始めてみませんか?

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